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猫の糖尿病についてや雑多な事

猫の糖尿病

糖尿病ネコと暮らす

2016/07/07

我が家には糖尿病歴6年のネコがいます。

名前は「タク」
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でもいっつも「にゃん太」とか「ニャジラ」とか結構思い付きで色んな呼び方してるので、たまに本名(?)で呼ぶ時ちょっと照れます(なぜか)

9歳の時から糖尿病になったので今年で15歳になります。人間で言ったら80歳くらいになるんだそうです。結構なじーさんですよねぇ。でもネコの世界も今では18歳とか20歳とか普通に元気で暮らしてたりしますから、15歳なんてまだまだ「青二才」ですよ。

最初、病院で「糖尿病」って宣告された時はショックだったなぁ。だってこれから一生涯インスリンを注射し続けろって言われるんですよ。薬を飲ませろだったらまだしも「注射」ってなんかすごい重篤な病気の治療って感じがするじゃない?!マジびびります。だから獣医さんに「余命はどのくらいなんでしょうか・・・。」と泣きそうになりながら訪ねました。

先生いわく、糖尿病は血糖値のコントロールさえうまくいけば健康なネコちゃんと全く同じ寿命を送る事は出来ますよ。

ただネコちゃんの場合、血糖値のコントロールがとても難しいので、注意が必要です。

安心していいんだか悪いんだか。

インスリンの量はメモリ2からスタートしました。打ち方は病院で実践させられたとは言え、一回だけですから不安でいっぱい。ただ当のにゃん太さんは細かい事あまり気にしないタイプの性格なので抵抗もせず黙って注射させてくれるので助かりました。

それからは最初に言われた通り、血糖コントロールはとても大変でインスリンの量もどんどん増えて行きました。

そもそも、にゃん太さんはなぜ糖尿病になってしまったのでしょうか?当時もっとも疑ってたのは「ステロイド剤による副作用」でした。なぜならにゃん太さんは、7歳の時に肝臓の数値(GOT)が高くなるようになって、肝臓の炎症を抑える為に「プレドニゾロン」って言うステロイドの薬を処方されてたんです。ステロイドってイメージ的に副作用とかちょっと怖いなってあるじゃないですか。でも獣医さんは「猫ちゃんはステロイドに強い体質があるので大丈夫です。」って。ただその薬もはじめは効果があったけど、だんだん効かなくなって来てたので、薬の変更を打診していたんです。

そしたら糖尿病になっちゃった。後でネットで調べたら、ステロイドの副作用に「糖尿病」ってあるんですよねぇ。ちなみに当時は薬を飲ませる時に、錠剤をすりこぎで潰したのをコンデンスミルクに混ぜて、鼻先にくっつけて強制的に舐めさせると言う方法でやっていました(獣医さんのアドバイスで)

するって~とあれですよ、単純に考えると糖尿病の危険のある薬をわざわざ糖分と一緒に摂取させていたって事になってしまいます。

なんてこった。

獣医さんにはもちろんやんわりですが言いましたよ。まぁ「そうです。」とは言わないですよね。でも糖尿病ってわかった時、獣医の先生の顔が少しこわばってたのは間違いなかったです。なのでそれから間もなくしてたまたま夜間急患で相談した時に、電話でとても丁寧に相談に乗ってくれた獣医さんのいる別の病院に転院する事にしたのでした。

ステロイドの投薬に関しては、獣医さんにもっと配慮して欲しかったとは思いましたが、そもそも肝臓の数値が高くなったのは、うちの親がダメと
言うのに言うこと聞かないで毎日お刺身やらイカやらタコやら食わしたのが原因に違いないので、獣医さんを責める気にはなれませんでした。

新しい病院に移ったのは、糖尿病の治療をはじめて1か月後の事でした。主治医になったのは、前に電話で相談に乗ってくれた先生でした。
転院してからもにゃん太さんの血糖コントロールは全然上手く行かなくて、インスリンの量は増える一方でした。

つづく

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