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猫の糖尿病についてや雑多な事

猫の糖尿病

猫の糖尿病に避けては通れない口内炎と歯周病

James_Jester / Pixabay

こんにちは
猫田ニャーです。

 

うちのにゃん太さんも今年で16歳。糖尿病歴も7年目になりました。

 

糖尿病は、血糖コントロールさえ上手く出来ていれば「それだけで」死に至るような病気ではありません。

 

しかし、そうは言っても泌尿器科系の疾患を抱えている訳ですから、身体の免疫力は健康な猫さんに比べると落ちてしまいますので、様々な余病を引き起こす心配は常につきものでもあります。

 

その中に、「口内炎」や「歯周病」があります。

 

にゃん太もその例外ではなく、今回はその治療の体験談などを報告してみたいと思います

 

Alexas_Fotos / Pixabay

 

 

 

Contents

座布団に不可解なシミ

 

1~2か月位前からだったと思いますが、にゃん太がいつも寝てる座布団のところどころに小さい茶色いシミのようなものが付着するようになりました。

 

歯茎から出血でもしてるんだろうか?

 

歯肉炎的なものはもうずっと前からあって、おととしには右上の牙が抜け落ちて(正確には折れた)歯抜けさんなのです。

 

またお口の臭いもかな~り強烈で、顔の近くでうにゃ~ンと鳴かれるとドブ臭い口臭が容赦なく鼻を襲います( ;∀;)

 

それでも痛がったり不自由そうにする様子もないし、カリカリも普通に食べてて元気なので、これはもう仕方ないんだろうなって思っていたんです。

 

それよりも去年の9月くらいから少しずつ数値が上がり始めてる腎機能の方が心配で、腎不全に関する情報ばかり調べたりしていたのでした。

 

 

検診に連れていったのに・・・。

 

見た目には何も変わらないにゃん太でしたが、自宅でおよそ一月ぶりくらいに体重を測ってみると

 

 

・・・・200グラム減ってる。

 

 

ここ数年ずっと維持してきた5.8キロから5.6キロに落ちてしまってるのです。

 

200グラムって人間で言うと2キロに値すると思います。2キロなんて季節の変わり目とかちょっとした事でも普通に増減しやすい範囲内だと思います。

 

10年で10キロもデブってしまった私から見たら、2キロ減なんて減ったうちに入りませんし( ;∀;)

 

 

とは思いますけど・・・・。

 

 

にゃん太の場合、体重が5.5~5.6とかになった時には身体に何等かの異変があった時の記憶がとても強いのです。まして腎機能の不安もあるし。

 

という事で、4月に行ったばかりではありましたが、5月の末に検診に連れて行きました。

 

体重は病院の診察台の体重計でも5.45キロと、やはり減っていました。ただ血液検査の結果では、BUNもCREもひと月前とほぼ変わりなく、むしろ数値が若干下がってるくらい。

 

やっぱりただのとり越し苦労だったのかな?まあとりあえず一安心。

 

前回の検診の時にも獣医さんからチラっと話があったんですが、ネットで話題になってる今年4月から発売された猫専用の腎臓サポートのお薬「ラプロス」をお試しとして一週間分貰って帰って来たのでした。

 

とそこまでは良かったのですが。

 

それから2日くらい後の事。にゃん太の背中の辺りからいつもパラパラと毛が抜けてるのが気になりだました。

 

抜け毛って言っても、換毛期の時のとも束になって抜けたりする皮膚炎などの病的なものとも違う、猫さんを飼ってる方ならわかると思いますが、病院の診察台に乗っけた時にストレスで背中からパラパラ毛が落ちる「あれ」です。

 

何か身体にストレスを感じてるのだろうか?もしかしたら飲み始めた「ラプロス」が合わないのだろうか?

 

試しにラプロスを一端休止してみて様子を見ようと思った頃、また座布団に茶色いシミが。しかも今度は直径5~6ミリくらいに少し大きいシミで、更に明らかに血痕と思われる色が見られます。

 

ティッシュでにゃん太の下あごを撫でてみると、血がついて来るのでやっぱり歯茎から出血していたのです。

 

なんで検診に行った時に言わなかったんだろ~(泣)腎臓の事ばっかり考えててすっかり忘れてしまってました。

 

これは放っておいて良いはずがありませんので、結局検診に行った3日後にまたにゃん太は病院に行くはめになってしまいました。

 

                          サイテー(怒)

 

 

ビルデンタマイシンを処方される

 

前置きがひじょーに長くなってしまいましたが(^^ゞ 診察の結果、右下の犬歯の歯茎がかなり化膿していて膿と出血をしていました。

 

先生から言われるまで気が付かなかったけど、下あご全体も少し腫れてもいました。これでよく痛がりもせずにカリカリ食べていられたもんだなと感心・・・してる場合じゃない。早く気づいてあげられなくてほんとにごめんなさい(泣)

 

抗生剤の注射と、「ビルデンタマイシン」という抗生剤の飲み薬を7日分貰って後日また受診する事になったのでした。

 

にゃん太は錠剤のお薬は毎日で飲みなれてるので一種類くらい増えても全然楽勝♪と思いきや、いざ薬を受け取ってみるとなんとサイズのデカい事!

 

 

直径およそ1センチ。これを朝晩半錠ずつ。切れ目がついてて簡単に手で割れるので柔らかいお薬だと思うんだけど、半錠をいっぺんに喉の奥に突っ込むのは危険ですから、更に半分に割って毎日せっせとお口に突っ込んで差し上げました。

 

 

驚きの経過と結果

 

普段は朝はネフガード一粒、夜はウルソ(肝機能の薬)半錠を飲ませていますのでにゃん太も慣れたものです。

 

今までは薬を飲ませた後は、口に突っ込んだ指先がにゃん太の臭いよだれまみれになって必ず手を洗わなければいられなかったのですが、4日目を過ぎた辺りにたまたま何の気なしに指先の臭いを嗅いでみたら

 

全然クサくないっ?! (^◇^)

 

試しに口の中も嗅いでみたら、なんとあれだけドブ臭かったお口がまったくの無臭に!!!

 

10日後に経過を見てもらったら、出血してた患部はもちろん歯茎全体の炎症まできれいになっていて先生も感動するほどの効果が見られたのでした。

 

念のためデンタマイシンをあと7日分と、抗生剤の副作用でうんちがコロコロからとぐろ💩になってしまったので、今回は整腸剤も一緒に出してもらいました。

 

その日の夜からまたお薬を再開したところ、二日ぶりにまた立派な💩を2度にも渡ってしたあげく、それでも飽き足らずにキッチンの床の上にも立派なとぐろを産み落としてくれるという快便ぶりを発揮してくださいました。

 

まとめ

 

口内炎の治療をする前に5.45キロだった体重も、10日後の診察の時にはなんと5.75とあっと言う間に元に戻っていました。

 

痩せたのはどうやらお口が原因だったようです。傍目にはちゃんと食べてるようでも身体にストレスがあると身にならないものなんですね。

 

今回は見事に薬の効果でお口もすっきりさっぱりになりましたが、歯肉炎や口内炎は再発するものなので、日ごろからキチンとチェックしていかなければならないと勉強させてもらいました。

 

おしまい

 

 

 

 

 

 

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